人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


雷華の族長 ガートルート

…逢いたかった! ルー──────ぐぇッ

[ゆるゆると潤んだ琥珀が喜色に輝き、足早に歩を進めた男の首は、しかし藪に引かれて思い切り仰け反った。
呻き声を上げて角の下あたりを抑える。痛い。禿げたかと思ったが、どうやら髪はちゃんとくっ付いている。

やや涙目で、再び少し離れた位置に立つ銀髪の男を見詰める。
天辺から爪先まで。そうして、先ほどと全く同じ軌道で頬と目尻が弛んだ。
しかし、髪を囚われたままの足は半歩下がる。]

(6) 2015/10/03(Sat) 00:37:05

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