全くだよ。まだ誘拐した事ないよ。生涯一回たりともしたいとも思わないだろうけど……はいはい、一緒にお買い物しようか。
[まさかテオドールさんがいなくて勝手にテオドールさんの雑貨屋の扉開いて物色するとはこの時思わなかったのだけども。
>>4彼の笑みには少し困りながらも、でも同様に男は微笑んだ。…それはシェイがこの村に来て初めての笑顔だったからかもしれない。
ただ、買い物の間思い悩む。きっと署に戻られたらシェイの親が死んでいる事確認されてしまうのではなかろうか──…折角なら≪もう少し真実は教えないであげたい≫のだけども。その“真意”は男は語らない。]