[それでもどうしてだろう?
心の中にいつでも寂しさがつきまとう。
私はここだと、心が叫びたがっている。
私を見つけて!
私をひとりにしないで。
私の仲間はどこ?
ツキンツキン、痛むコメカミに思わず眉が寄り
娘は船長室で一人、小さくため息をついた]
……いけない。
これからは大仕事が待ってるってのに。
ラグナロクをアースガルドになんか
渡して溜まるもんですか。
[アースガルドにそれが渡ったら、
都合の悪い存在が皆消されるに決まっている。
反抗勢力も、自分たちの仲間である海賊も。
それならばその前に奪って、自分たちのものに!
解体して売るのも良い、
抑止力として手にしたままでも良い。
少なくともそのまま放置はできないと
その噂の兵器を奪いにきたのだ。
奪えなければ破壊も良い。しかし]