……こいつぁ、驚いた。[世界と世界を繋ぐ路を生み出す水晶柱に力を捧げ。そこからあふれ出した虹色の光が作り出した、路。それを介し、儀式の間へと現れたのは四人の若者たち。その姿を見るなり口を突いたのは、そんな呟きだった](……力らしきものが、ほとんど感じられん。 路を繋いだ時には、強い力の輝きが見えたはずなんだが……)[だがしかし、実際に見えた者たちからは力らしきものは感じ取れない。これが何を意味するのか──そんな逡巡は、刹那の事]