[ ごとり、転げ落ちた首から咲く花に、
茫然としゃがみ込んで、そっと触れれば。>>180。
“………寂しすぎるの。
ずっとずっと、ずうっと一人だった。”
花かんむりをくれた少女の聲が、耳に谺して。]
――‥ごめん、ごめんなさい…
守れなくて…ごめんなさい。
寂しまま、死なせたくはなかったのに…
[転がる首からは、血の代わりの花が咲き。
愛おしんだ金色の髪を、抱きしめようと手を伸ばして。
震える声で、そう囁いた。
妹のように、大切に想っていたのに。
何もしてやれずに、信じてやれないまま、
ただ――…孤独に死なせてしまった。]