[ 彼女>>3が奴隷の骸に駆け寄ろうとするならば、 ]
ねえ…、大切なものを奪われて君は悲しいかい?
大好きだと、言った相手に、大切な人を奪われて。
[ 眉一つすらも動かすことはなく、
平然と彼女に向けて言葉を吐いてみせ。 ]
すぐに君や彼女の命を奪わなかった理由を教えてあげる。
今の君みたいに、
悲しみのあまりに胸が張り裂けそうって
そんな顔をしてる人をね…殺してあげるのが。
僕は――とても、好きだからだよ。
[ だから君が殺意を持って向かってくるなら殺してあげる。
君が悲しみに押し潰されても抱きしめるように殺してあげる。
君は僕の大好きな人一番殺したい人だから。* ]