― クララの部屋・深夜 ―[約束した通り、クララの部屋には鍵がかかってなかった。>>3:503そのことにまた胸を痛めつつも、ノックをして返事を確認してから部屋に入る。] 待たせたな。神官の名を持つ少女よ。[普段とがらりと変えた、重々しい口調。全く違う喋り方。そして明らかに赤く光る目で、わざとクララの名前を使わずに呼びかける。] お前が知りたがっていた、人狼の正体を教えよう。 それは…。[そう告げると同時に、右腕が獣のそれに変わっていく。]