[ゆらり、ナイフの切っ先を向けたのは――がら空きになったアルビンの背中、ではなく。地面に投げ出され、こちらへと――アルビンへと手を伸ばし叫んだ少女。] …大丈夫だよ、パメラ。 アルビンは、死なない。 …死ぬのは、―――君だから。[小さく笑って。囁くように、そう告げた。]