[周りの喧騒など聞きとれぬまま。シェイの傍ら、たどり着けば、膝から崩れ落ちる。]せんぱ…………。[震えてる手で、ポケットからありったけのジェムを取り出して、使おうとしたけども。 ああ、彼女のジェムは一体どこだったっけ? 意識があったのはそこまで。 ぐらりと上半身も傾ぐ。][意識のないまま、三度目の、あの浮遊感に包まれて……。]