[固唾を飲み込み、ライトを付けるとゆっくり、非常にゆっくりと中を進む。
中は何故か生臭い匂いがした。
この匂いはなんだ。非常に気持ち悪くなる匂い……。
そして、やがて臭いの発生源へ……。]
――っ?!
[そこにあったのは、血溜まりの中に倒れた女性だった>>3:393。
確か何度か見たことがある。第二エリアで案内をしていた女性ではないか?]
――――っ!! ぁ、……
[そこに誰かがいたとしても気付かぬまま。
悲鳴すらあげることができないまま。
腰を抜かしてその場にへたり込んでそのまま後退った。
そこへ誰かが来たのなら、中を震える手で彼女を示しただろう。*]