[伏兵を看破したらそこにいる兵が消えるわけでもなく、仮に伏兵とならずとも包囲のためにと兵を配置しているという考えにうつるだけだ。
その意味では警戒を煽るようにあえて音を出す手段は悪くはない。
こちらから罠を森に張るような余裕もなかったのだ。落ち着いてできるだけ有利になるように対応する。それ以外ないのに、そうとも見せず笑っているからこそ、たぬきおやじ。などとツェーザルの父親やその他からも言われるのだろう]
警戒はそのままにして一人は大将に報告にいきなさい。
[クレステッドへと一人、伝令のために軽騎兵が駆けていった]