人狼物語−薔薇の下国

295 妖精円舞 ─黝簾王国怪異騒動─


黒焔狼 レト

― 渡り廊下の上 ―

[身軽に駆けていた足が止まったのは、こちらに向けられる視線>>3を感じての事。
振り返った先に見えた姿には馴染みはない、のだが]

…………四玉の者…………だよな、あれは。
てことは、ユウゲツの血筋…………か。

[シンシャの、ではなく、ユウゲツの、と口にしたのは私的な事情故の事。

魔精霊として君臨していた時代、最も強く敵対していたのはユウゲツ家の巫女だったなあ、とか。

今となっては御伽噺とも言える記憶が掠めて、過ぎた]

(5) 2015/01/22(Thu) 10:11:11

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