っあ‥っ!
[>>0ソフィヤが護衛として付けていた傀儡には気付かず、花瓶を振り上げた無防備な腹部に蹴りが入れられる。
ガシャンと花瓶は大きな音をたてて砕け散るが、それがソフィヤにダメージを与えるに至ったかを知る余裕すらなく私はその場で崩れ落ちる。]
か、は‥‥あ、アイリーー。
[痛みに意識が朦朧とする。階段の上にあったアイリの気配が怒りに任せ迫ってくるのを感じる。]
アイリ、の‥バカ‥。
[アイリを逃がすための必死な抵抗が無駄になってしまったことに小さく恨み節を吐きつつ、踞りながらどうにか形成を転じるにたらしめたことに小さくほくそ笑む。]