大丈夫大丈夫、無茶はしないよ……『ぼくは』ね。[正確には、無茶をさせてもらえない、その分の無茶は他が持っていく、なのだが。そこまで言わずとも、古参の家臣はわかっているだろうから、冗談めかした口調でそう告げて。全員の準備が整っていると見て取ると、出発の号と共に王都を発った。*]