― 月の舞台 ―
[ 召喚者が、瞳瞬く間に>>0:80、竜はばさりと一度翼を広げ、くわあ、と欠伸を漏らしながら、両腕を広げて伸びをした。 ]
そうか、お前が呼んだのか、メルヒオル。
俺は、あー...
[ どこをどうつついても初対面の相手の名を、まるで旧知のように呼び、己の名を名乗ろうとする素振りを見せて、一度眉を潜める。 ]
確か...ツィ...チェ...いや、ツェーザルかな?そんな名だ。まあ別の名をつけても構わんが。
[ 声音の軽さは相変わらず、そんな適当な台詞を吐いてから立ち上がり、くるりと辺りを見渡した。
視線の合った相手には竜であろうと召喚者であろうと、漏れなくニィと笑みを見せ、相手の反応次第では軽く手なども振ったりする。 ]