―天上宮・城下―[>>3店主から干し桃を受け取ると、少年が隣にやって来た。兄ちゃん、という言葉に店主が噴き出して]『ほら、間違われた。休みの日くらいそれらしい格好でもしたらどうだい。』やだよ。あんな、ひらひらなの着るなんて性分じゃない。[店主の言葉に、女は頬を膨らませる。]