― 西五区 ―
[落ちていった黒を追って向かう先、二人のハンターの姿>>0:87>>1を認めれば自然と足が止まる。
Sクラスの二人であると理解すれば、何か大事な話でもしているのではと僅かに声を掛けるのを躊躇う。
……こう見えて、目上の存在には気を使うタイプだった。とはいえ、離れて眺めているだけでは何も始まらない]
……えっと、失礼。ディークさん、と、シュテラさん。
[確認するように名を呼ぶ。顔を合わせた事があっても、この癖は直らない]
邪魔じゃなければ少し、話を聞かせて欲しい。
[問うのは『舞踏場』についてだが、返るのは恐らくは先に二人で話していたのと同じ物だろう。
こちらも位置を把握していない旨を伝え、以降は二人の邪魔はしないように、極力口を挟まぬように話を聞いて。
勿論、話に加わるよう促されたなら自分の意見は伝えるけれど]