……ああ、リーザ。 お帰り。いつもありがとな。[リーザの帰宅に重苦しい沈黙が溶け、少し、安心する。ジムゾンの言葉に部屋を出たリーザを目で追いながら、ジムゾンに告げるのは、小さな感謝] 忙しいところ悪いな、助かる。[彼の耳には届いただろうか。口は悪いが、その根底にある人柄の良さは、やはり聖職者に向いているのだろうと思う。神父になった、と聞いたときこそ笑い話にしたものだが]