「とにかく…すみません、僕、家族の様子を直接確かめに行きたいので、しばらくお暇を頂きたいんです!」うん、いいよ。元々君、居ても居なくても同じだし。「うわあ、喜んでいいのかどうか…。…ええっと、ありがとうございます。行ってきます!!」[荷物を背負うと、そのまま雇われ庭師は走り去る。村の入口に向かって、ではなく、園芸家の館の向こうへと。その方角を見て、園芸家は目を細めた。]