― クリーク砦 ―[気づけば肩に毛布が掛けられていた。いつの間にか眠ってしまったのだろう。壁に寄りかかるような体制でいたせいか、強張った筋を伸ばして体を温める。耳を傾けずとも、活力に満ちた仲間たちの声は聞こえてくる。戦いに勝利した熱気が、砦を包んでいた。]