[シェットラントの質問>>+282には、肯定を示して頷く。
もう少し長生きをしていたら、炎熱の魔器が二人の同胞を焼き払うところだった。]
……私は…二年程前から、だな。
夏を過ぎてから従軍したから、正確には二年足らずだが。
私は、ここを拠点としていた時に「今の」この部屋も見たよ。
……こうして、三人で揃うことができる日は、永遠に来ないと思っていた…
[現実の自分たちは、血も肉も失われた魂だけの存在のはずなのに、撫でる手は不思議と優しい暖かさを伝えてくる。
それがとても不思議でもあり、胸が詰まるような気持ちと嬉しさが綯交ぜになる。]