[私の言葉が、彼女の心を揺さぶり戻したとは、
気づけずに>>178.
響いたのは、寂しがりやの子どもの癇癪のような、
血を吐くような心からの叫び>>179.
彼女を大切に想うのに、信じきれない自分には、
それは心臓を、鋭い刃物で切り裂かれるような言葉で。
唇をきつく噛み締めて、何か言おうとした瞬間、
聴こえた、“同胞”という単語に、微かに翠緑を瞠る。]
―――…ドロシー、何を…、止め…っ!
[涙を流しながら、ビームサーベルを首にあてがう彼女に、
咄嗟に止めようと手を伸ばすが――…届かずに。]