― キュベルドンの森 ―ん、もぅ良いよね。行っでぐる。[手当てが済んで、休憩と呼べる程度腰を下ろしていたが、やっぱりじっとはしていられずに、樵の集団をすりぬけてゆく。背後に声がかけられても足は止まらない。聞こえないので当然だが。暫く行けば森と平原の境が見えてくる。森を抜けると日はだいぶ傾いていた。]…すぐ暗ぐなうね。[傾けば日はすぐ落ちてしまう。森の中は、場所によっては太陽が届きにくいので、移動するなら早くしなければと。]