[草木も眠る丑三つ時。…は今日も大地に寝転がり、土の下のアヴェに問いかける。]地の上に山脈の如き重みがあり、地の下に炎の如き怒りがある、という言葉を聞いたことがあるだ。なぁ、おめぇは重みから解放されて安らかな気持ちだべか?それとも、土の下に追いやられた怒りに燃えているだべか?[…土の下からどこか諦観したような声が聞こえる]…そうか、疑ってすまなかっただ。どうか、安らかに眠ってくれ。【アヴェは人間だったべ】さよならおらの貞操。