―0日目・PM7:00・食堂―
あー、そんな話は聞いたことあるかも。
そしたらもうここ以外眼中になくなるもんなー。
ハハ、まさか。俺は下町の仕立屋の次男坊。
親父は仕立屋の三代目、俺の兄貴が次期四代目。
……で、俺も他に手に職付けなきゃーってなって、色んな仕事してみたけどなーんかしっくり来なくて。
で、辿り着いたのがココ。滑り込めてラッキーだったよね。
[こちらを窺うような視線>>58はあまり気にかけず、手持無沙汰に自分の皿の上のサラダをフォークでつつく。
大振りな葉物を口に放り込んで黙って暫く咀嚼していたが、飲み下した後に潔く口を開いて]
そか、確かに……うちは港も近かったもんな……
イカ自体は割と噛み切りやすいし、付け合わせの野菜も割とイケる。
味自体結構あっさりしてるから食べやすいし。
[デザートのコーナーに手を伸ばし、トングでシュークリームを一つ摘んで自分の皿に乗せた。
口元に運んだシューに軽くかぶりついて、クリームを味わい]
ん。確かに甘すぎなくてうめぇな、サンキュ、食レポ。