人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


皇帝 ファミル

[彼の剣は慈悲深いなと常々思っているし、直接言ったこともある。
なにしろ、相手の急所を一撃で仕留めるのだから。
残るのは、綺麗な死体一つだ。
諸々まき散らす自分とは違う。

彼なら金庫を開けるのにも、見事に扉だけ断ち切ったりするのだろうか。
などととりとめも無いことを考えていたら、横を抜けていった彼の部下が、皇帝に賭けると言うのが聞こえてくる。

これは必ず金庫を叩き潰さねば、と妙な使命感を覚えた。*]

(4) 2020/11/17(Tue) 00:16:14

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