[ 陰陽の理を正す朱雀神の陽気に、眩しさ以上の脅威を感じていたのは、無論妖魔達で、空の輝きが散ったと同時に、大半が傷ついていたそれらは殆どが最早浄化寸前で、クリフの短剣の前に次々と散っていった>>1 ]あー、うん、大丈夫だ多分。『浄...!』[ 案じるクリフの声に応じて、僅かに笑みを浮かべ、双剣を交差した構えから振り抜けば、陰気はその刃から消え、同時、放たれた浄化の水気の煌めきが、妖魔達を消滅させていく ]