[最後まで静かでありながら確かにアイリスという品性の香りを残した雛鳥>>1:816を送り出す。彼の雛鳥に告げたように、被害をうけ吸血鬼になったとはいえ、彼らは可能性を持っている。そうであるからこそ触れるのは面白い。亡くしたもの、見失ったものほど相手をするなど無駄なことはない。――いや、無駄ではなくなったものもいたか。と思い返すのは70年>>1:116ほど前のことだ。]