[そこでせっせとマーマレードを作るルートヴィヒを見かけたのなら挨拶を。毛布と枕の事を聞けば何か情報は得られただろうか。
さっと浴場で身支度を整えた後、必要ならば手伝いを。大丈夫と言われれば甘いマーマレードとカリカリのパンに合う付け合わせのサラダを盛り合わせる位はしただろう。
ローゼンハイムの所にできたマーマレードを持っていく彼を見送って、暖かくなり始めた外の空気を取り入れようと音をなるべくたてないように窓を開ける。この頃には他に起きていた人もいただろうか。
爽やかな風がリビングに吹き込んだ。
けれど、もたらされたのは不吉な言葉>>#0
頭が働かず、ただただ立ち尽くすことしかできなかった。**]