―未明、避難部屋―[備蓄庫でジムゾンに溢しかけた不安。その後グリグリっと撫でられて、涙が零れかけた。](私が村を出たらシモンさんは穏やかに暮らせるのかな?)[春になったらジムゾンに相談してみよう。そう考えながら、ベッド横の椅子に座ってシモンの顔を見つめながら、窓と扉に気を配っている。ママが亡くなるときに持っていた数少ない荷物にあった、特殊なピストルを手に…。]