■PM フレデリカの家
[フレデリカの家に行く間、アイリは静かに歩いていた。
フレデリカに語り掛けられれば、一言二言答える事はあったが、それ以上何かを言う事はなかった。
それは即ち、フレデリカが期待したような"ネタばらし"がなかった事を意味しており。
…気付けば、こうしてアイリはフレデリカの家へとやって来ていた(>>3)。そのままフレデリカに案内されるままに玄関で靴を脱ぎ、階段を上り、二階にあるフレデリカの自室に入り…]
…ありがと。余計な心配かけさせちゃって。
[そうフレデリカの顔を見ながら、名残惜しそうにフレデリカの手を離した。それでも、アイリはフレデリカと繋いでいた手をもう片方の手で大事そうに撫でていた。
…何処か遠い目をしながら。]