──…はい、はい。 ええ、私でよければいくらでも。 モーリッツさんのお若い頃の冒険譚や奥様との思い出、何度聞いても楽しいですからね。 またいつでも、教会にいらしてください。[手を離し、帰路につく老人の背中を微笑みながら見送った。]