そうだったな。時間制限があった。よし、急いで終わらせよう。
[ジムゾンへ頷くと、カタリナを弔いの場へ連れて行った。死に化粧はできないので、ただ清めるだけに留まってしまったけれど。
銀のロザリオをカタリナにかける幼馴染を見て、複雑な表情を浮かべる。それは騒動が始まった直後、雪の中ジムゾンがカタリナと一緒に教会に行ったとき持って来たものとは知らなかったが、随分と価値がありそうなものに見えたから。
つまり、本当の意味でジムゾンは神父を辞めたのだと理解する。自分と一緒に歩いていくために。]
じゃあ、俺は先に行っているわ。
[料理はできないけれど、つまみになりそうなものを探すという名目で、厨房へ向かう。
残されたジムゾンが何を考えているかは全く気付いていなかった。
だけど、多分迂闊な幼馴染のことだから。うっかり自爆して、また楽しい時間を過ごすことになるのだろう。
だが今は何も考えずに、二人で楽しく酒盛りだ!*]