人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


第二王子 ウェルシュ

[アリューシュの史書に、ウェルシュ・フォン・ラメールのその後を示す記述は少ない。この国は元々、侵略によって国の領土を広げ、その支配地を同化することにより発展を遂げた国だった。

被侵略地の者を慰撫する為でもあろう、平定した土地の領主には、元々その土地の王や領主だった者を据えた例が非常に多い。
ゆえに当初は、そうした策が案じられたものと考えられる。

だが、史書にそうした記述はない。>>1
ウェルシュ・フォン・ラメールは文に長け聡明な人物であったと伝わるが、同時に身体の弱い人物であったとの記録もある。であれば騒乱によって身体を壊し、領主の任に堪えぬと判断されたか、もしくは聡明さゆえに危険と見做されたか。

記録にはアリューシュの新たなる王の名と、代官として派遣された者の名の残されるばかりであり、その僅か2年後、唐突にウェルシュ・フォン・ラメールの死を記述して終わっている。
ラメール王家の血は途絶え、その骸は王家の墓所に葬られたと記録は語る。]

(3) 2017/05/02(Tue) 00:22:17 (dia)

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