……ダーフィトは、無事だったですかね。
[ノロノロと立ち上がる。
フラリと立ち眩み、一時きつく眉を寄せるも、一歩踏み出す。
歩き出さないと、いつまでもここに座り込んでしまいそうだったから。
ハダリーのところに来る前に、スノウに教えられた>>6:186場所へと足を向ける。
非常階段って言ってたっけ…と。
非常階段なんて、逆に知っている者の方が絞られるだろうと、ハダリーを優先させたのだが…
「ダーフィ!?」
と、悲痛な叫び声に、嫌な汗が背中を伝う。]
カーク!?
っ!!
[そこは…エレと同様、血の海で。
その血がダーフィトのものであることは明白であった。*]