[俺がいない寂しさで泣くな。>>5:112抵抗することを諦めたのかこの期に及んでそんな軽口を叩く悪友。それはどこか遠い記憶、「寂しいのかよ」とからかった、戦争に行く前の遣り取りを思い起こさせた。己は反発し本心なんて口にしなかったけれど、彼らのことだからこちらの本音にも薄々感づいていたのかもしれない。あの時と同じ言葉が口から漏れていた]…ふざけん、な…!![ぎり、と爪が体を押さえつける]