[ローランドの淹れた薬湯を飲み終わるころに、カークが帰還を促す。集まる皆の間に、未だ足元をふらつかせるユーリエの姿を見た。] ユーリエ。[地上に戻った後、彼女に声を掛けて近づく。] あの一撃、見事だった。[短くも実感がこもった賞賛を掛けてから、彼女を見つめる。そして、おもむろにひょいと手を伸ばした。抱き上げようか、と。]*