人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

― カレン・騎士公館 ―

[イングリッドが語るテオドールの姿は、自分の知るものとはかけ離れていた。
でも、それこそが彼女の知っている実像なのだろう。
”彼”のために。イングリッドの言葉の端々には、その想いが溢れていた。]

 …そっか。
 人間、か。

[真面目でまっすぐな人間が、どうして人間の半数を殺そうとするに至ったのか。
彼女の言葉に、いくつも答えの欠片が隠されているように思う。
なにから助けたいのか。その答えはこの手に無かったけれど、求めにうなずくのにためらいはなかった。]

(3) 2014/04/06(Sun) 00:43:48

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