反動強ぇーから気をつけろよ。
持ち方はこう、グリップを肩につけて固定するんだ。
こうすることで照準がブレず、命中の精度も上がる。
[私兵に対し持ち方を説明し、銃口を遠く離れた砂袋へと向ける]
《───ゴゥン!》
[耳を劈く轟音が響き、砂袋から砂が舞い上がった]
───とまぁこんな感じ。
弾の装填にはどうしても時間がかかる。
だから、隊を二つに分けて交互に撃つのが良い。
そのためには装填ももたもたしてられねーぜ?
[撃つ練習だけではなく、装填の練習も怠るなと言い聞かせる。
こうして、クレメンス私兵鉄砲隊の調練は着々と進んで行った*]