>>3:2>>0>>1>>2
い、いや……くるな……
[最早二人の声など頭に入っていない。壊れた脳でただ拒絶しようと、自分の体を動かそうとするだけ。当然、そのどちらも叶わない]
(あの目は怖い。わたしのすべてがこわれてしまう。だからあの目をみなければいい。あの恐怖を思い出さなければいい。いや、考えちゃダメ、そんな事を考えたら……!)
[完全なる悪循環。痛みから逃れようとすればするほど、さっきの痛みについて考えてしまう。喉は恐怖に干上がり、代償は四肢だけではなく喉にまで及んでいき。声がかすれていく]
し、死にたくない……私は、こんなところで――
[死にたくない、という余裕を悪魔は残さなかった。死の恐怖からか逆に目を閉じる事も出来ず、冷たい目をしたアイリの方を見ている]