― 大広間 ― よく来てくれましたね。 もっと傍へおいでなさい。[入ってきた黒髪の少女に視線を向け、手招く。>>2] 私は、この仔の親で、絢爛公と呼ばれております。 今回の宴の主催ですよ。 あなたは、アナベル・リイ、と呼んでもよいのですか?[名乗った後に、我が仔が使った名をそのまま口にした。*]