[武器庫は酷い有様だった。
爆発で扉はひしゃげ、壁には罅が入り、あたり一面に煙が立ち込め、
嘗て棚武器だったであろうものものの成れの果てが散乱して、
黒焦げの室内は、既に元あったものがなんであったか分からないほどの有様だ。>>2:452
そして、]
――…!!
[壁際で倒れている人影に、駆け寄る。]
主任さん!!!
[声をかけるが、ぴくりとも動かない。
爆発に巻き込まれたのか、その体の傷の具合はいかほどであったかは、いま一目では分からないけれど、
息があることを確かめ、ひとまずほっと息を吐く。]