おはよう。[快活な挨拶に、此方は静かに返し、顔を洗う。鏡を見れば、昨日の青ざめた顔色からは、少しは体力が回復したか。髪を結いながら]そうね…。お願いできるかしら。缶詰なんかもあった様に思うから、それをうまく使って。あまり負担にならないようにして。午後には発つのだし。わたしはユーリエさんの様子を見に…[食料庫の缶詰で思い出した。昨日地下に行った際、鍵の掛かった扉があった。]そういえば、あなた、地階の鍵って、何か管理人から聞いていたかしら?