― ジークムントの部屋 ―[清涼な霊力が熱のない炎をシグルドの身体から祓いのける。窓から入るようにというジークムントの指示にも怪訝そうな表情をすることなく、しなやかに肢体を潜らせた。] ありがとうございます。 [問われるままに見てきた情景を語る。ジークムントのもうひとつの目のごとく。*]