[事実上の軍議の場から離れて賑やかな中を歩く。その間、手は首筋のあたりを掻いていた。時折レオンハルトと話していると、あのとき>>1:72 向けられた剣の事を思い出す。切られたどころか、傷の一つも無かったわけだが、未だに根に持っている。向こうが気づいているかは知らないけれど。全く見切れなかった神速の剣に嫉妬して、教えろとせがんだこともあった。だか戦闘スタイルのあまりの違いに、早々に諦めたものだ。]