[語られた彼の持病の話を聞けば、いくつかのことが咄嗟に思い出された。]>>1:515 えらく音の出る銃、使ってたからな。 それに、周りの銃声…… そういう状態なら、前に出たりしないで――…! ああ、いや、助けてもらって言うことじゃない、んだが――くそ。[言葉が上手く出てこないのがもどかしい。命第一の状況ではあったし、彼に助けられたのは自分だけではないが。それでも、もし知ってさえいたら、と。そう思わずにはいられずに]