――玉座――[陛下の訃報で国中が悲しみに暮れる中、彼は書庫室の一番奥の厳重に鍵がかかったばしょからから一枚の文書をみつけた。玉座の周りには誰がいただろう。"ウェルシュ様が次期国王となる"尚書長官が文書を見えるように広げ、報告をした] 亡き国王陛下の判が押されておりますので、 この文書は正式なものとなります。[彼は長官の言葉に付け加え、深々と胸に手をあてお辞儀をする。周りはざわざわとうるさくなっただろう。それよりも彼のドクドクとした心音がうるさかった*]