人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


記された一葉

 ある時、ひとりの偉大な王が現れた。
 王は人々を集め、国を作り、騎士団を率いて魔物と戦った。
 国は次第に大きくなり、騎士団は力を増して、
 世界から魔物を次々と駆逐していった。

 王と騎士団は、人々の希望であった。
 彼らが赴くところ、人々の顔に光が差し、腕には力が満ちた。
 王が声を上げれば、応える声は地平の果てまで響き、
 騎士たちが進めば、誰もが武器を手に取って後に続いた。

 人間だけでなく、古き妖精族や獣までもが王と共に戦った。
 王は、世界の希望となった。

(3) 2014/03/26(Wed) 22:24:56

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