人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍参謀 ギィ

− 東海上 − >>3:121

[ 切っ先に手応えがあった。深い傷ではなかろう。
ギデオンは剣が食い込むのを嫌って、撫で切るように刃を走らせたのだ。
どのみち、これは序章なのだから。

低い位置からギデオンが斬りつけのるとほぼ同時に、旋回した槍が襲いかかる。
ギデオンは、掬い上げ跳ね飛ばさんとする柄に手を置いて、掴んだ。

上へと向かう力を利用して勢いを乗せ、バルタの顎を狙う後方宙返り蹴りサマーソルトを放つ。

月光を反射する青銅剣は放物線をなぞり、
大きく後方へ跳んで間合いをとったギデオンは、残心した。]

(2) 2019/11/08(Fri) 20:49:10

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