─ 妖精郷 ────え?な、何?誰かいるの?[騎竜師か何かだろうかと上を見上げれば、羽の生えた子供達がそこにいて。驚きに目を瞠るこちらの顔を見た彼らの笑みが、何やら企むようなそれに変わったのに気付いて心の警戒音が響き渡った。付喪神にも似た無邪気な、けれど厄介な好奇心に満ちている]